はじめてのリールカスタム〜SLXをAvail製ロングハンドル化してみた!
リールカスタム…なんて甘美な響きなのでしょう。
絶対に手を出してはならない!
ただでさえ金食い虫なバス釣りに、これ以上お金かける余裕なんてない!!
そう思っていた時期が私にもありました…
今回うっかり手を出してしまったので、そのレポートでございます。
リールカスタムとは?
手持ちのリールの部品を交換することで、ドレスアップ方面と性能強化方面の大きく2系統のカスタムを可能にする禁断の秘技です。
やり始めると止まらなくなる沼のような世界だと推測しております。
有名所では沢村幸弘さん率いるK.T.F.チューンなどは憧れですよね。
リールもう1台買えるくらいめっちゃお金かかるけど、別次元の性能を手に入れることができちゃう…
この場合はスプールや各種ギヤ、ベアリングなどが中心になってくるんでしょうか。
KTFのサイトを見ていると吸い込まれそうになりますね、自分なんかは意思弱いので見ないほうがいいですw
K.T.F. 【Karil Tuned Factory】とは
http://www.karil.co.jp/ktf/
今回カスタムしたリールは【シマノSLX MGL71XG】
SLX使いましたか!?
実売価格15,000円程度とリーズナブルなのに、32mmスプールに高剛性ボディで必要十分な性能と、マットブラック+差し色のブルーでカッコいい見た目を兼ね備えたリールです。
自分もさっそく購入して、ワイルドサイドWSC65M+に乗せてスピナーベイト巻き巻き専用機にしております。
巻き巻き専用機なのになぜ利き腕でない左ハンドル、しかも巻重るであろうXGにしたのか。
それは色々あるので置いておいてですね(めんどくさいから全部XGにする派なのです)
と、ikahimeさんが気になるインプレ記事を書かれておられました。
ハンドル長が、XG(エクストラハイギア)仕様でも、84㎜と少し短めの設定です。
https://ikahime.net/19slx-mgl-impre#i-12
参考までに、メタニウムMGLはXGのみ96㎜、バンタムMGLはXGのみ90㎜のロングハンドルを採用しています。(他のギア比は84㎜)
おそらく、ギア比ごとにハンドル長を変えるとコスト増になるので、廉価リールであるSLXは全ギア比共通としている。
その為、やや巻重り感があります。
私は、少し気になったので、IOSファクトリーのダブルハンドル オフセット90mmで、ロングハンドル化をしています。
通常XGだと巻き重るためか、標準でハンドルが長くなっているようです。
しかしコスパ重視のSLXでは全ギヤ比で84mmだそう。
なるほど、巻き重り感を解消するにはロングハンドル化がいいのか…
さっそくイカヒメさんに「オラ、SLXカスタムすっぞ!」などと勝手に言い残して、私はヘッジホッグスタジオさんでポチったのでした。
購入したのはAvailオフセットハンドルSTi2コンプリートセット
自分が購入したのは
こちらのAvailオフセットハンドルSTi2のコンプリートセット。
ハンドルだけでなく、ノブやキャップにベアリングなど、ハンドル交換時についでに変えたくなるモノがセットになっていて、かつそれぞれでカラー選択ができる素敵なセット品です。
SLXはまだ新しいためか、対応機種に名前がありません。
イカヒメさんはたぶんイケるはず、とおっしゃってましたが、念の為ヘッジホッグスタジオさんに電話して聞いてみました。
すると、ノーマルのスタードラグでの適合確認は取れてないので自己責任で。
最悪、適合確認が取れているヘキサゴナルスタードラグを装着すれば、絶対大丈夫。とのこと。
うっかりスタードラグも買いそうになりましたが、ここは人柱としてノーマルスタードラグに装着してみる使命を感じましたので、今回はハンドルセットのみ購入。
届いたのがこちら。
なにやらかっこよさげなパーツが色々入っておりますね…
ミニ四駆のパーツを思い出します。
今回は差し色のブルーがかっこいいSLX MGLなので、選べるアルマイトパーツはすべてスカイブルーで統一しました。
イカヒメさんいわく、このスカイブルーは微妙にSLX本体のブルーとは違うので、好みの問題とおっしゃってましたが、そこはズボラで安易な私めは余裕で全部スカイブルー。
ハンドルはノーマル比+11mmの95mmブラックを、ハンドルノブはEVAスリムタイプにしました。
ちなみに一番右に映っているのはヘッジホッグスタジオさんのトラストレンチというリールナット専用工具です。
アルマイトなナットが傷まないように設計された専用工具で、1,500円くらいとお求めやすい価格なこともあり、一緒に買っておきました。
さっそくハンドルを組み立ててみる
最初パーツの多さ細かさにウッ…となったのですが、やってみたらあら簡単。
小さいプラスドライバー1本だけで、所要時間5分程度でハンドルは完成します。
あとはリール本体の純正ハンドルを外して、こいつに付け替えるだけです!
さっそく装着してみた
これがBeforeのノーマルハンドルが装着された新品状態。
なにげにMGLのロゴ入ってて既にカッコいいんですよね。
こいつをトラストレンチで外します。
左ハンドルのナットはネジ山も逆になってるの知らなくて、最初反時計周りに回したところで違和感を感じ、逆方向(時計回り)に回したら緩んだので危ないところでした。
昔バイクの整備を自分でやってたときの勘が活きましたね、危ない危ない。
下の濃いブルーが外した純正ナット、上が今回のAvailカスタムナットです。
同じくその下にあるのがAvailカスタムリテーナーで、左の黒いのが純正リテーナー。
こうしてみるとたしかに全然色味が違いますね。
今回はスカイブルーにしましたが、近づけたいならもしかするとブルーのほうが近いかもしれませんね。
ハンドルを外して、カスタムハンドルを乗せ、カスタムナットで締め込み、リテーナーを装着します。
あら…セクシーじゃないの…
メカニカルブレーキのブルーは純正の濃いめブルーなので、統一感がないと気になる人はここもカスタムでしょうか。
僕は全然これでもウットリしちゃいましたけど!
明るい中でいざ実釣!
明るくなってボートの上で見たSLXは…
やだ…スケベェ…///
うっとりするほどかっこいい…
19SLX MGLの純正スタードラグに、AvailオフセットハンドルSTi2を装着すると。
スタードラグとの干渉もなく、普通に使えることが判明しましたよ!
肝心の巻き心地は、たった11mm…つまり片側5.5mmしか伸びていないというのに、ずいぶん長くなったような感覚。
プラシーボ効果全開でしょうね!
巻き重り感はかなり改善されたように感じました。
EVAスリムタイプのハンドルノブも固くてスルスル回ってめっちゃいい感じ。
これは組立時に入れたベアリング4発が仕事してるんでしょう。
スルスルと軽やかに回転します。
感度もよくてハンドル越しの左手でもスピナーベイトのブルブルを感じ取れるほど。
(今までのノーマルでも感じられてたのでは…という疑惑は自分でも黙殺しました)
カスタムリールに入魂したかったのですが、この日は叶わず。
近々、魚をかけたときにも優位性を感じられることだと祈っております。
結論:かっこいいしスペックも向上した気がする
ということで大満足でございます!
ただ、SLXはXGでもハンドルが短いから、という大義名分のもとでやったことであり、これを皮切りにリールカスタムの沼にハマるつもりはございません!!
絶対にしないぞ…!絶対だ…!!
だって、よく考えてみたら。
このコンプリートセットが12,640円(税別)ですよ。
トラストレンチいれたら14,000円くらい。
あれ?SLX MGLの値段って…?
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えーと、まあ、考え方はそれぞれです。
もう1台SLX買えたんじゃん?とか言わないの。わかってるから。
確実によくなったと思いますし、見た目もさらにかっこよくなって愛着がわきました。
今回は自己満足比率高めの人柱感ありましたが、SLXのXGで巻き重りを感じている方は検討されてみてはいかがでしょうか!
くれぐれも、リールカスタムの沼に落ちないようお気をつけください…