2019/4/20 春の亀山ダムで人生初の落水…
朝イチからやってしまいました。
ボートでバス釣りする人なら誰もが通る?落水です。
朝イチに落水…
朝イチの午前5:30過ぎに落水してしまいました。
ドボンと落ちる瞬間までがやけにスローモーションのように感じられ、水面下1メートルくらい沈んだんでしょうか。
場所はおりきさわボートを右に出て突き当り、インレットがあるあたりで、満水だったので水深3メートルくらいだったようです。
足は全く底に着きませんでした。
ゴボガバっと水を飲んでしまい軽いパニックになりかけつつも、偏光グラス越しに見えた水面は結構遠かったです。
シュノーケリングで潜水したことがあったのでその時の経験が生きて、水面に向かって泳がねば…と考えたとき、偶然視界に黄色いものが見えて、ああ…自動膨張式のライフジャケットが開いてくれたんだ…と気付いて、だんだん浮かび始めました。
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水温が15℃ちょっとあったおかげで軽いパニックになったあとも比較的冷静でいられましたが、これが冬場で一桁水温だったら…と思うとゾッとします。
心臓麻痺とかショック死、気絶も有り得るし、そうでなくとも冷たすぎて体がろくに動かせないと思います。
あと、Mr,Nobiteさんのブログで落水に関する経験談や知識を事前に読んでいたのも大きかったです。
落水後、船に登るときは絶対に後ろから。
横から登ろうとすると船ごと転覆するリスクがあり、タックルほか船上のすべてが奉納されることになります。
幸い既に冷静になれていたので、ゆっくり船の後ろに泳ぎ、端を掴んで船に登ろうとするも…
全く体が持ち上がらない。。
普段着で水に落ちると服が水を吸って重くなる、とよく緊急時の知識として耳にしますが、これマジでヤバイです。
当日はインナー、パーカー、デニムの普段着の上から、薄手の夏用レイン上下、靴はコロンビアの防水シューズと、大して水を吸うわけでもなさそうな軽装ですが、全然無理でした。
あとで無事船上に戻ったとき、体中から水がザバーとは言わない程度にはザバーと流れ出ました。
仮に水着や裸だったとしても、首近くまで水に浸かった状態から、船の後尾の縁を掴んで登るって事自体がそもそもかなりキツいです。
浮力と服の重さを差し引いても、腕を伸ばした状態からの懸垂から鉄棒の上に体を上げるような動作になるので、腕力がそれなりにないと難しいでしょう。
何度も登ろうとトライしていたら、近くにいたボートの方が複数助けにきてくださって、船をエレキで岸まで押していただき、やっと足が着いたものの、亀山湖の底は柔らかい泥で足が埋まりながら、なんとか陸地へ。
泥だらけの膝下、服からザバーと流れる水、開いたライフジャケット…
呆然としながらとりあえずボートに乗って、助けてくださった方々に御礼を言って深呼吸。
貴重な朝イチの時間を使って助けてくださったのに、きちんと御礼もできず、失礼なことをしてしまったなぁとあとで後悔しました。
今度お会いできたら改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。
落水するとタックルも奉納することになる
手にしていたポイズンアドレナ264ULと初代ヴァンキッシュ2500S、そして野良ネズミは亀山ダムに奉納してしまいました。
ロッドとリールだけでも購入価格で10万円弱。
自分にとっては大金だし、手持ちの最高級タックルで一番大切にしていたものでした。
落ち着きを取り戻して、さて、タックル回収しなきゃ…と落水したあたりに戻って、水深3mとそんなに深くない上に場所も大体わかるし、釣れないかなーとメタルワサビーにありたっけのシンカーをぶらさげてボトムを引きずりますが…そう簡単に釣れるわけもなく。
deeperに映るかなーなんて僅かな期待もダメ。
諦めきれずにさまよってたら、水面に浮かぶ物体を発見…
ついさっき結んだ野良ネズミ…
キャストする直前にバランス崩して落水したので、偶然ラインスラックが出ていたみたいです。
ぷかぷかと浮かぶ野良ネズミを拾って、ゆっくりラインを引っ張っていくと…ポイズンアドレナのティップが…
ベール開けてた気がするものの、奇跡的に閉まっててくれたので、無事に回収できました。
いくらフローティングの野良ネズミでも、もしキャスト前でラインスラックが出ていなかったら、中層で浮かぼうとしてサスペンドしていたことと思います。
本当にラッキーでした。
ハイデッキデビューに浮かれていた
先日ついにマイエレキを注文して、ついでにハイデッキも買ってしまいました。
エレキはマウントやバウデッキの在庫が揃ってからの納品になるんですが、ハイデッキだけはミシマボートさんに在庫があったので即日お持ち帰りし、ウッキウキのハイデッキデビュー亀山釣行だったんですね。
加えてミシマボートさんで初めて野良ネズミの在庫、しかもラス1を見つけて即買いし、これも浮かれる要因になってたと思います。
ハイデッキに野良ネズミ。
さらに少ししたらマイエレキ。
あれだけ釣れなかった亀山ダムで、もしかしたらマグレ続きにせよ、確かに3匹のバスをキャッチできたこと。
今日も釣る気満々で、初めて電動カートも使ってボートセッティング。
注意力が落ちていたのは疑いようがありません。
ハイデッキによる落水リスク周りについては別記事でまとめてみようと思います。
ローボート幅の10ft船
気がつけばだんだんレンタルボートのセッティングも進化しており…
お金がなくなるわけですが…
- サウザーのハイデッキ(正確にはフロアデッキという商品名みたいです)
- サウザーの脚立用シート
- RYUGIのアイテムバッグII
- 突っ張り棒
- deeper3pro+とフレキシブルアーム2
- スマホを固定するフレキシブルアーム
- 陸っぱり時代に買っていたスーパートリックスターネット
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まだ船舶免許を持っていないので10ftの免許不要艇になるのですが、最初は幅広で安定感のあるブラックホーク(おりきさわボートだと赤いやつ)を借りていました。
途中から、基本1人での釣行なのでブラックホークだと広すぎるし遅いことに気づき、12ftローボートと横幅が同じで長さだけ10ftというこちらのボートを愛用するようになりました。
幅が狭い分、安定性には劣るのですが、ブラックホークに比べてスイスイ進む印象で気に入っていたのですが、これにハイデッキを乗せることで大げさにいうとヤジロベエみたいな感じになっていました。
免許を持っているソロ釣行の方やトーナメンター御用達の12ftローボート。
いつかは免許をとってそこにステップアップするのかなとおぼろげに考えていましたが、ボート屋の方に衝撃の事実を聞いて青ざめました。
「10ftのこれは12ftローボートと横幅が同じだけど、船底の形ちがうからね。
10ftだと平になってるからまだいいけど、12ftローボートは船底V型でもっと安定しないからね」
12ftローボートにツライチハイデッキ組んでる人は、こんなイメージです。
水面の位置が曖昧な図ですが、船底がV字じゃなく平らになってる10ftでさえ、ハイデッキにしなくてもかなり簡単にぐらつきます。
ハイデッキにするとテコの原理が強まってさらに。
デッキ無しなら船の端にゆっくり立ってもなんとか保てますが、デッキの上で端に立ったら数秒後には落水or転覆です。
12ftローボートでハイデッキな方々って、当たり前に使ってるように見えますが、実はそれだけでとんでもない芸当なんですね…
特にツライチハイデッキな方なんて、体幹めっちゃ鍛えてるんじゃないかと…
ハイデッキ購入を考えてる方、ツライチはかっこいいし憧れますけど、よっぽど体幹やバランス感覚強くない限りは修羅の道と考えたほうがよさそうですよ。
着替えと替えの靴は念の為あったほうがいい
一旦おりきさわボートに戻って、カップ麺で暖を取りました。
まさか落水すると思っておらず、着替えを持ってきていないので、体温で乾かすプレイ。
服はまだいいけど、防水シューズの内側に水が入ると防水が逆効果になって全く水が抜けません。
せっかくいいシューズ買ったのに…
ポケットに入っていたIQOSは当然死亡。
革製の小銭入れはぐしゃぐしゃになって、中に入ってたお札もずぶ濡れ。
車のマットにお札ならべて乾かしましたw
IQOSは3以降は自損でも1回は無償交換してもらえるIQOSケアプラスが無料でついてるので、帰りにIQOSストアにいってすぐ新品交換してもらえました。
落水は絶対にない!と言い切ることはできないので、ウェアや服のポケットには濡れたら困るものは入れずバッカンなどに移動しておきましょう。
車のスマートキーは偶然バッカンに移してあったので奇跡的に助かりました。
また、着替えと替えの靴はあったほうが安心です。
春だからまだよかったけど、秋冬だったら諦めて帰ることになっていたと思います。
サイトで一発!
服も乾き始めたので、おりきさわボートさんのレンタルライフジャケットをお借りして釣り再開。
野良ネズミの高速ドッグウォーク練習をして、だんだん出来るようになってきたものの、ロッドを持つ右腕の筋肉がパンパンw
これが噂の野良ネズミ筋ってやつか…
釣れそうなコンディションだけど、もはやテンポも何もないので、カバーやストラクチャーを撃ってまったり過ごすことに。
前にも釣れたお気に入りのストラクチャーがあるのですが、満水だったため水面下に沈んでいました。
偏光グラス越しにみると、中に30cmくらいと40cmくらいのバスが見えました。
前回と同じくフリックシェイクのジグヘッドワッキーをフォールさせようかと思ったのですが、一番軽い0.6gでもフォール速いかなぁと思い。
最近はじめて買ってみたフリックシェイクの塩入り高比重バージョン「サイトマジック」をノーシンカーワッキーでリグって投げてみると…
1発で食った!
フッキングして引っ張ると…2秒くらいでポロっと。
ぬ。お。お。
ダメかな〜と思いつつ、もう一度そのまま投げてゆっくり落とし、見えなくなったくらいの水深で軽くシェイクした瞬間、
また食った!
今度はフッキング後もバレず、ストラクチャーに巻かれることもなく沖に走ってくれて。
バシャッと水面跳ねたりしながらもうまくランディング成功。
33cm程度とサイズは伸びなかったものの、サイトで狙い通りにすべてハマって釣ることができたので、釣り人生で最大級の満足度でした。
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ポイズンアドレナ264ULで2匹目(バラしも入れると4匹目)の魚でしたが、このロッドだとフッキングはガツっとよりスイープ気味にやるべきなのかなと思っていて、わりと勝手にフッキングが決まってくれるような印象があります。
ファストテーパーなのがいいんですかね?
ソリッドティップは使ったことがないのですが、これよりもっとオートフッキングな感じなのかなと考えると、1本は持っておきたいかな〜なんて思いました。
まあULは1本あれば十分なのでよっぽど余裕ができたら、ですが…
初めてみたバスの大魚群
そのストラクチャーの近く、ちょっと岸寄りに立ち木群とフローティングの濃い目カバーがあるのですが、バスがふらっと入っていくのが見えました。
これはチャンスあるかも〜とエレキを踏もうとしたら、最初のバスに続いてバスの群れがついていってる!
しかも、めっちゃめちゃ多い!!!10匹以上?!
ブラックバスという魚はこんなにも大群で群れることもあるのか〜と目が点に。
みんなして同じカバーに入っていったので、これはいよいよチャンスだろうと、フリックシェイクやスモラバ、サイコロラバーなどでカバーの際を探りますが、ダメでした。
落水で始まった1日は、終わったらめっちゃ疲れた…
その後のむら付近、藤林など回って見えバス探し。
カラス宿で1個の大きなレイダウンに、無数に絡んだブルーギルの稚魚〜成魚、さらにバスの稚魚〜20cm級までが着いてたりして、軽く探ったり。
ギルとバスって相互肉食の捕食関係なのかと思ってたので意外でした。
そのままバイトも得られず、疲労もピークに達して17:00帰着。
服は完全に乾いていたものの、靴はぐしょぐしょ。
落水したときに何箇所か縁に打っていたようで肘とか膝とか痛いことに気がつきました。
釣れたので結果オーライだけど、本当に学び深い1日となりました。
落水はボートアングラー全員に常につきまとうリスクです。
気を付けるのも大事だし、まさかの対策をしておくことも大事だなーと痛感しました。
ライフジャケットは必ず着用!
【次回へのKPT】
KEEP
・1匹釣れたらその理由と再現性を仮説立てて、自分の経験値にすること。
PROBLEM
・落水した。ハイデッキなめてた。
TRY
・ハイデッキでの釣りを学んで落水しない!
【2019年通算】
釣行:19(亀山14回)
バイト:45(+2)
フィッシュ:11(+1)(バス4)