初春の亀山ダムでビギナーがオリキンガイドサービスを受けてみた〜その1
※最初にお断りとして、興奮と緊張の挙げ句、写真を取ることを忘れていたので(なんてもったいない…)ほぼテキストオンリーで読みづらいかと思います。
バス釣り復帰して雑誌やメディアを見るようになって、最初にハマった動画シリーズが「つきぬけろ!オリキン」でした。
アラフォー復帰組としては、当時知っていたプロってゲーリーヤマモトさんや村田基さんなどシブい印象の方だったので、今の時代はこんなエンタメ性あるおもしろい(失礼)プロもいらっしゃるんだなぁと一気にファンになりました。
今のバス釣り界ではプロアスリート的存在のオリキンさんが、なんと亀山ダムでガイドをやられていると知り(Mr.NoBiteさんのブログに詳細なレポートがあってそこで知ったのですが、読んでたらめちゃくちゃ行きたくなります!)、全力で申し込もうとするも超絶人気で空きがないわけです。
そりゃあのオリキンさんを丸1日も自分1人だけで独占できちゃうなんて夢のような話でして、そう簡単に予約とれないよね、ってのも納得です。
大体毎月の頭の方の夜20:00から申込受付を開始して、その夜のうちに締め切られるようです。
興味がある方は月末頃からオリキンガイドサービスHPをチェックするとよいです。
そんな中、ベイトタックルも投げられないビギナーのくせに運良く申込みが出来たので、胸を高鳴らせながら行ってきましたのレポートです!
事前連絡の気配りレベルが半端ない!
Mr.NoBiteさんのブログで勝手なイメトレは出来ていたつもりだったのですが、本当にオリキンさん御本人からメールがいただけたときの感動がヤバイ。まじか…ってなります。
ガイドの1週間前になると最初のメールを頂けました。
今の亀山ダムの状況(水温や濁り、天候の影響など)からはじまり、この季節は1年を通じて最もシビアであること、朝マヅメが勝負であること、朝はこういう攻め方をこういうエリアでする、日中は厳しいのでカバー打ちなどもあり、といった概要がまず最初に。
続いてそれらを実現するためにこういうルアーを使う予定です、という参考ルアー例。具体的な商品名やリグ、シンカーの重さ参考も書いてあります。
今回だとメタルジグ、ダウンショット、カバー撃ち、で大体こういうルアーの何グラムです、とあります。
さらに、それらを扱うのにこういうタックルが用意できるといいですよ、という参考タックルが続きます。こちらも具体的な商品名の例から、ラインの太さまで参考を書いてくれています。
自分のようなビギナーには、手持ちのタックルとラインの太さが適合しているのかも自信がなかったので、このメールは保存して今後のタックル選びの参考にさせてもらうことにしました。
といった具体的な説明があったあとで、赤い文字で「基本的にルアーやタックルを事前に買って頂くようなお願いはこちらからは致しません。」という言葉が続きます。
「高額なロッドなどは尚更にガイド当日に(オリキンさんから借りて)試してみたり、アドバイスを受けた上で購入したほうが満足度の高いタックル購入が出来ると思います」とも。
ガイドとしてのクオリティの高さと、プロのプライドのようなものがとても高次元で融合していて、感動してしばらく何度も読み返していました。
ガイド前日にも最終連絡をいただけます。
自分の場合は、「思ったより暖かい予報なので、状況次第ではシャッドやミノーもありかも」とのこと。
ここでも、タックルは貸し出せるので安心を(^^)と添えてあったり、気配りレベルがすごい。
ガイド当日!はじめてののむらボートに緊張しまくる
亀山ビギナーとしては、のむらボートさんはガチ勢の聖地というイメージで雲の上の方々という印象がありまして…
湖上でも「のむら」と書かれたボートを見るたびに「きっとめっちゃうまい人や…」と勝手に心の中でお辞儀していたりします。
オリキンガイドでは基本のむらボートさん集合なので、いつも通り過ぎるのむらの看板を初めて左折…
まだまっ暗い3月初旬の朝5:00過ぎ、既にボートのセッティングをしているめちゃくちゃうまそうな常連さんであろう方の姿がチラホラと。
オリキンさんはまだかな…ていうかどうやってオリキンさんと合流すればいいんだろう、メールすればいいのかな…とかコミュ障全開になります。
そうこうしている間にも駐車場はどんどん埋まっていき、セッティングのみなさんのカートが桟橋にいっぱいに。
その時、唯一あいていた隣の駐車スペースに1台の車が!
降りてきたのは…間違いなくあのオリキンさん!!テンションMAX!!
迷惑にならないようどのタイミングでお声がけすべきか迷っていると、テキパキと荷物をカートに積まれてセッティングされていました。
出船の6:00に余裕ある時間で車に戻られたのでそこで挨拶させていただいて、遊漁券を購入。
自分はロッド2本とVS-3078とリュックだけなので、全然手持ちでいけますよ、と行こうとしたら、オリキンさんがカートに載せてくれるっていう。
ホテルマンとか執事さんのようなおもてなしに恐縮しましたw
オリキンさんの手でセッティングされたボートはめちゃかっこよく、ゲストが乗るバックシートにもハイデッキとシートがセットされています。
めちゃくちゃ緊張したまま出船時間になり、オリキンさんがエレキで操船。
桟橋を出るときのロープの場所でエレキを緩めて、「頭、気をつけてください」って声をかけてくれる。
ジェントルマンすぎてヤバい。
朝イチはワンドのシャローでスキルチェック
移動しながら簡単に釣り歴のヒアリングなどがあって、スピニングしか扱えないこと、亀山が初めてのボートフィッシングであること、しかしまだ亀山バスは釣ったことがないことなどを話して、「じゃあ今日はとにかく1匹釣りましょう」とのこと。
ばあさんワンド(で合ってるのだろうか…)に入り、丁寧なエレキ操作でバックシーターがキャストしやすいように調整してくれます。
後に気付くんですが、まる1日ほとんどバックでエレキを操作してて、ゲストのための位置取りを完璧にやり通してくれます。
「そっちのタックルはMクラスですかね。ルアーはノーシンカーでこれを結んでください。#1/0のフックありますか?なかったらこれを使ってください」
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とドライブシャッド3.5とリューギのフックを頂いて、フックにラインを結ぼうとしますが、緊張しまくります。
結び終わるとノットをチェックしてくれて、これだとブレイクのもとになるのでこうしましょう、とケアしてもらえました。
勉強になる…!
「あそこの立ち木に沿ってキャストして、表層下をゆっくり巻いてみてください」
ついにオリキンさんの前で初キャスト…寒いのに脇汗かきまくる…
まあまあうまく投げられてホッとして、ぎくしゃくしながらゆっくりリーリング。
「ロッドはもっと寝かせた方がいいですね。立てて巻いてると、食ったときに合わせが足りなくなるので」
な、なるほど…!
基本スタイルが全然出来てないんだなぁ…
そんな感じで、具体的にどの辺にキャストしてください、と指示をしてくれて、そのたびにそこを通す理由などを補足説明してもらえます。
個人的にとくに勉強になったのが、一箇所にどれくらい時間をかけるか?ということだったのですが、わりとあっさり1箇所あたり2,3投して小移動でした。
魚がいればこれで追ってくる、追ってこないならどんどん次、といった感じ。
朝のチャンスタイムを手早く回っていく感覚、これも今後に繋がる勉強になりました。
ワンドを一周して、本湖方面へ向かう途中のシャローに移動。
オーバーハングがあって、サイドキャストしましょう、と。
今までの感じでなんとなくのサイドキャストをしたら、ロッドの持ち方やしならせ方、手首の向きや使い方まで細かく指導してもらいました。
なるほど!の連発で、全部動画撮りたいほど。
教えてもらったとおりにうまくキャストできると「イイッすね!」と言ってくれるのがうれしくて、教えるのが上手いなぁと他人事のように感動してましたw
ちなみにオリキンさんの「イイっすね!」は1日通してキャストがうまくいくと言っていただけて、モチベーションを保たせてもらえます。めっちゃ魔力あります。
オリキンさんはキャストせずゲストに釣らせる
そんな感じで指導してもらいながら時々「イイっすね」を頂きつつやってると、今バスいたけど逃げた、とオリキンさん。
自分も水面や周辺に注意して見えバスいないか見てたつもりが全然気づかず。
めちゃくちゃ目がいい!!
キャストの修行をしていてもバイトもチェイスもないので「今って、オリキンさんが投げたら釣れる状況ですか?」と質問してみると
「口使うかはわからないけど、間違いなく追っては来ますね」
痺れて言葉が出ない!めっちゃオーラ噴いてた!!
ていうか自分が下手なだけだ、せっかくいい場所で指導してもらってんのに!!やばい!!!
めぼしい場所を回り終えて移動しましたが、なぜここを選んだのか?という理由も細かく説明してもらいました。
「ビギナーなゲストに1匹を釣らせるために」というミッションに対して、オリキンさんがなぜそのスポットとルアーチョイスをするのか、このあたりが一番勉強したかったことだったので、しっかり記憶に焼き付けました。
その2に続きます!