初春の亀山ダムでビギナーがオリキンガイドサービスを受けてみた〜その2

2019-03-04亀山ダム,釣行オリキンガイド

前回の続きです!

オリキンさんの的確すぎるアドバイスと、滲み出るオーラに圧倒されながら過ごした、記憶に残る1日の後半戦。

はんぱないオーラ漂うオリキンさんの後ろ姿を見てるだけでも大満足でしたw

 

 

一気に上流方面へ進むと水はカフェオレ!

前日の雨のおかげでずっと減水しまくっていたのが満水近くにまで回復していたのはよかったものの、濁りが強烈で表層数cmでルアーが見えなくなるようなカフェオレ状態。
オリキンさんは「この濁りはむしろチャンスかも、上流方面に行ってみましょう」とボートを走らせます。

途中通った白鳥島のシャローで「岸からXメートルあたりの表層下を通してみてください」と具体的な指示をくれます。
水深が変わるブレイクに着いているバスを浮かせるって作戦、なるほど!

ルアーは最初から引き続き、ドライブシャッド3.5のライブリーワカサギ。
「こんな濁りでもナチュラル系カラーがいいんですか?」と質問してみると、「ボリュームのあるドライブシャッドならやる気のあるバスは下から突き上げてきます」とのこと。
自分だったらすぐにチャート系やブラック系に変えてそうなシーンだったけど、勉強になります。
実はこのあともかなり長い間同じルアーで過ごしたんですよね。
絶対的な信頼があるルアーなら、ルアーチェンジはほとんどしない、いやする必要がないということなのか。

移動中にオリキンさんのタックルを試投させてもらった!

これだけカフェオレだとバスが上流に逃げ込んでる可能性がある、ということで猪川へ進みます。

移動中も釣りに関する世間話や、普段どこの釣具屋にいくんですか?とかフランクに会話してくれます。
本当に「超絶寡黙なアングラー」なのか、ガイドだから気を使ってくださっているのか、最後までわからなかったですがw
全く気まずい時間はなかったです。

長崎あたりを通ったとき「ベイトタックルは子供の頃借り物でバックラッシュしたトラウマで全く触ろうとも思わない」と話したところで、「今のタックルは進化してるんで、大丈夫ですよ。これ投げてみてください」とオリキンさんがベイトタックルを差し出してくれました。
ちゃんとした型番など確認しそびれましたが、ブラックレーベルの新型の硬めロッドにSTEEZ SVだった気がします。

恐れ多くて握る手が震える…
ビビりまくりながらキャストすると、バックラーーーーーーーッシュ!!

すいませんすいませんすいません…と項垂れてると「大丈夫大丈夫」とすぐにバックラッシュを解いてくれました。
す、すげえ!!結構盛大にバックラッシュしてた気がするけど!!

サミングと振りかぶりの仕方を簡単に教わって再トライすると、ちゃんとキャスト出来た!!
どんだけ教え方うまいんですか!!

しばらくベイトのキャスティングをさせてもらって感動したところで、じゃあ行きましょうか、と猪川へ。

クリアウォーターとの境目は白く濁ってる

猪川を遡上していくと、途中で釣りしてるボートがいました。
オリキンさんは「後ろ通ってもいいですか?」と声をかけ、相手の方は「どうぞ〜」と。
プロはマナーも超丁寧なんだなぁ、これもガイドとしてアングラーの手本を教えてくれてるだなぁ、と感動してると、相手の方が「おっ、折金さんですか?!」と驚かれてました。
オリキンさんは言葉を発さずにゆっくりと大きく頷いてて、超カッコいいw

水深が浅くなってくるあたりで、ミルクの層を混ぜる前のカフェオレのような感じで、急にカフェオレ水と薄く白濁りした水の境界線が出てきます。
これがクリアウォーターとの境目だと聞いて、こんなにはっきり変わるんだなぁと。

白濁りゾーンを抜けると透明な上流のクリアウォーターだけに変わり、背の低い岩盤エリアに到着。
オリキンさんが「うーん、出そうだな…」とつぶやく。

さっそくドライブシャッドをアドバイスどおり投げていく…もチェイスもない。
キャストが下手でオーバーハングに引っ掛けたりして、チャンスを潰してしまう。
その度オリキンさんがロッドを持って簡単に外してくれる。

「木にかけたときは、ラインを巻いてルアーと引っかかってる部分の距離を無くして、ロッドを軽く揺らせば取れます。トレブルフックだと難しいですが」

自分でもやってみるとウソのようにポトリ。と取れて、釣りのレベルが一気に上がりました。
それ以来、木にかけたくらいじゃ簡単にはロストしなくなりました。

最奥でも釣れなかったので、戻っておりきさわボート近くのインレットを少し撃ち、医院下でカバー撃ちをすることに。

カバー撃ちでキャスティング修行!

オリキンさんがほぼ常時バックでエレキを完璧に操作してくれながら、医院下筋のカバーを撃っていきます。
まだまだキャストが下手なので、細かいアドバイスをたくさんもらいながらキャストしていきます。

今までの自分じゃとてもキャストしようなんて考えられないような、ほとんどスペースのない部分に向かってのキャスト指示が続きます。
ひぃ〜〜〜となりながらも果敢に挑み、うまくキャストできるとご褒美のような「イイっすね」が!
教えるのうまいなぁ…

オリキンさんが僕のロッドで…

途中、これはいくらなんでも無理だろ〜ってくらいオーバーハングや立ち木にまみれたところがあって、オリキンさんが「ロッド貸してみ」と。
お、オリキンさんが僕のロッドでキャストしてくれるのか〜〜〜〜〜!!!

初めて触るロッドで超シャープで高速なキャストをズバッと決めるオリキンさん。
ルアーは超絶きれいな軌道でスキッピングをピシシシシシっとしながら、カバー最奥の壁にピタリ。
ど、どうなってんだ…ほんの一瞬だけ殺意にも似たとんでもないオーラが漏れてた…

これがプロ…

そしてルアーが着水し、フォールを開始した刹那、

「食った!!!!!!!!!」

と叫び瞬間的に電光石火のフッキング!!
同時に聞こえるスパァーーーーーン!という炸裂音。

あまりに一瞬の出来事に何が起きたのかわからずいると、僕のノットが甘かったのか、木に引っ掛けすぎたからなのか、今の炸裂音はラインブレイクの音だったことに気が付きます。

言葉を失っていると、オリキンさんが「釣る気がないときに食ってくるんですよ…w」と苦笑してる。
本当にあんな誰も打てないようなカバーの奥にバスがいた、そしてこのカフェオレ濁りでもナチュラル系カラーのドライブシャッドを確かに食ったんだと、オリキンさんの戦略が正しかったことが証明された瞬間でした。

テンション爆上がりで医院下のカバー攻略修行を続行するも、その後なにも起こせずに最奥地まで着いてしまいました。
ちょうど昼過ぎだったので、いったんのむらボートに戻って休憩することに。

その3に続きます!