初春の亀山ダムでビギナーがオリキンガイドサービスを受けてみた〜その3(完結)

亀山ダム,釣行オリキンガイド

前々回前回の続きです!ダラダラ更新できずにいたら2ヶ月近く空いてしまいました(汗)

オリキンさんの的確すぎるアドバイスと、滲み出るオーラに圧倒されながら過ごした、記憶に残る1日の終盤。

 

 

昼休憩で爆睡…

途中昼にランチ休憩を挟むため、一旦のむらボートへ。
雑談交えながらカップ麺をササッと食べて、車で仮眠しました。

というのも前夜に興奮しすぎて眠れず、完徹で来てしまったので、睡魔との戦いがつらく…
ガイドを受ける前は体力・気力とも十分にしてから挑みましょう!
(その後、2回目のガイドを受けたのですが、そっちでも興奮して寝付けず完徹で行ってしまったんですが…w)

休憩あけてとにかく1匹を釣るために

この日のテーマは「とにかく1匹釣ること」でした。
この時点ではまだ亀山バス童貞で、かつ冷え込んで難しいコンディションだったんです。

最初にドライブシャッド3.5のノーシンカーを結んでからずっとそれ一本で回ってきましたが、ここでついにルアーチェンジのご指示。
ULロッドに好きなシャッドプラグを〜とのこと、HUシャッド、ソウルシャッド、ベビーシャッドなどをいくつかローテしてみます。

ポイントは屋敷跡〜柳島あたりの浅めのフラット。
ここならどこをシャッドで巻いてもチャンスあるはず、とのこと。
手当たり次第投げて巻いてを繰り返すものの反応なし…

シャッドでディープドラッギングするも…

屋敷跡からトキタ岬方面に向けて、オリキンさんが魚探を見ながらドラッギングしてくれました。
これはついに奥の手的に1匹を釣らせてくれようとしている…?
オリキンさんは魚探を見ながらラインを出す量やロッドの持ち方などアドバイスをくれて、何往復かドラッギングしてみるも…バイトも得られず。

これはいよいよ自分の下手さよりも、フィールドのコンディションが厳しいということなのかな、と不安が募ってきました。

トキタ沿岸をシャッドで巻き巻きしても…

護岸されたトキタ沿い数mのところをシャッドで巻くよう指示をもらって巻きます。

結論ここでもノーバイトで終わったものの、沿岸から数m距離をおくだけでちょうどブレイクになっている上を攻められること。
やる気のあるバスなら下から一気に食いあげてきてバイトに至ること。
そういった今後につながる知識を学ばせてもらいました。

じいさんワンドでサイトにチャレンジするも…

タックルをドライブシャッド3.5のノーシンカーに戻して、じいさんワンドで慎重にキャスト。

ゆっくりエレキを操船してもらって奥のプチ岩盤のあたりでオリキンさんが「あそこにそーっと投げてください、バスいます」と。
目を凝らしても自分には全然見えない…!
キャストが少しブレるもいい位置に着水できて「イイっすね!」をいただくも…

「あー逃げちゃった」

全然わかりません!?
どこにいたのかも、いつ逃げたのかも全然わからない…!
オリキンさんめちゃくちゃ目がいい…!

ワンドの最奥、水深1mもなくてボトムまではっきりみえるインレットの手前エリア。
キャストするよう指示をもらいますが、さすがにここはいないんじゃ?と質問してみました。

「あー…逃げたけど今いましたね」と。
ええええええ・・・・・・・・!
全然わからなかったし、この水深でもいるんだ…!
自分一人だったら絶対に投げないであろう場所、ボトムまで見えているからって甘く見ないこと。
ブラックバスという魚の特性、着く場所などを長年の経験で特定できる強さ。

今後の自分の釣りに衝撃を与えた出来事でした。

残り時間わずか、ダウンショットに変えるも…

残り時間も少なくなり、オリキンさんにダウンショットをリグってもらいました。

オリキンさんにリグってもらった記念のルアーなので大事にとってあります。
OSPのHPミノーですね。

じんさんワンド前のディープフラットで、魚探を見ながらこのあたりを、と指示をしてもらって、ダウンショットでネチネチと。
ディープダウンショットに関しては「ダウンショットうまいですね!ちゃんと出来てますよ」とお褒めの言葉をいただけた…!おなかいっぱいですよ…!

しかし…ノーバイトのまま終了時間が迫り…

時間ギリギリまでもう一度じいさんワンドに入ってくれたり、最後の最後まで諦めずに1匹を釣るためにサポートしていただきました。
自分としてはもう十分、本当に勉強になったし、次に繋がるし、という気持ちだったものの、諦めないオリキンさんの姿に少し諦め気味だった自分が逆に恥ずかしくなりました。

帰着。オリキンさんめっちゃ悔しそうだった…

時間めいっぱい使ってのむらボートに帰着。
オリキンさん、ゲストに釣らせることが出来なかったことを本当に悔しそうにされていて、その姿は武士のようなプロの矜持で満ちているように見えました。

終わってみると、熟練のロコアングラーたちがそれぞれのボート店で1匹釣れるかどうかクラスだった1日だったようです。
難しい日に当たってしまったという結果でした。

次回のガイド予約も既にしていたので、次回こそリベンジします!とお話しして解散しました。

印象的だったことまとめ。

・ルアーチェンジは最小限

ドライブシャッド3.5のライブリーワカサギをノーシンカーで、が全体の75%くらいでした。
途中カラー変更などしないのか質問しましたが、濁りが入っているコンディションでボリューミーなドライブシャッドで大丈夫。
実際に釣れるルアーなので疑わなくて大丈夫とのこと。

釣れないとすぐにルアーチェンジしたりしてどツボにハマる自分には印象的でした。

・キャスト技術の重要さ

オーバーハングの奥にスキッピングでねじ込む。
正しいフォームでキャストが出来れば大きくブレずに狙った位置へ投げられる。
今、ここで1投しか出来ないと緊張感を持ってキャストする。

それが大きく釣果を分けるであろうことを痛感しました。

・1箇所に粘ることの無意味さ

今まではここは釣れそう!とか、サイトで見えている!だとか、なんだかんだいってダラダラ1スポットに時間をかけまくっていました。
オリキンさんは1箇所に費やす時間は多くてもキャスト10回以内。

「そこに魚がいればチェイスやバイトがあるはず」
「ないということは今は食わせられないか、いないか、逃げたということ」

アマチュアのソロ釣行なんて9割以上の時間は何も反応がない、なんて感じではないでしょうか?
自分は大体そうでした。
しかし、反応がないのならばどんどん次のスポットへ巡っていくことが魚に遭遇する機会を増やすことに直結すると学びました。

朝イチなんかは特にそうですよね、ガンガン湖上を走り回ってチャンスを得るべきでした。

オリキンガイドはすごい(語彙力

悔しい結果に終わってしまいましたが、確実に次に繋がる知識と、足りない技術に気がつくという収穫がありました。
何を質問しても曖昧な回答はなく、オリキンさん流の考え方で明確な回答をもらえます。

ガイド料金の相場とかあまり知らないのですが、金額だけ見たら格安とは言えないくらいです。
ポイズンアドレナ買えそうなくらいですね。

ではポイズンアドレナを1本追加して独学で今までのやり方の延長線上に望むようなフィッシングライフが待っているのか?と考えると、おそらくそんなわけはなく。

実際にガイドを受けてみて、アドレナ1本買うより何倍も価値がある1日だったと断言できます。
自分の釣りに自信がない、もっとステップアップしたい、など向上心が溢れかえってるならば、一度ガイドを受けてみてください。
自分程度のビギナーが言うのもおこがましいのですが、今後につながる学びがあると思います。

オリキンガイドサービス
https://orikane-guideseivice.amebaownd.com/