レジットデザインオーナーズミーティング2020in亀山ダムに参加!

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今年で設立5周年を迎えた新進気鋭のロッドメーカー、レジットデザインさんのオーナーズミーティングに参加させていただきました!
もともと大人気なイベントで抽選倍率はすごく高いみたい!
さらに今年はコロナ禍の影響で、会場となる亀山湖は1店舗1日30艇までの出船制限もあり、本当に貴重なプレミアチケットでしたが…なんと参加できることに🤩
この時点で感謝感激、身に余る光栄な機会に喜びが溢れておりました。

ちょっと時間が空いてしまいましたが、思い出しながら書き起こしてまいります!

もくじ

 

 

レジットデザインを知ったきっかけはなんだっただろう?

2018年末ころにMr.NoBiteさんのブログを読み漁っていたときかしら。
2012年ころに少しバス釣りしてやめちゃってからの復帰組としては、はじめて知ったメーカーだったはず。
だんだん固まっていったレジットデザイン・ワイルドサイドのイメージは、オーバーハングの中でも扱いやすいショートロッドが人気なこと、アラミドレインフォースという材質で強さがあること、3万円前後で比較的安価なラインナップであること…とかだった。

今でこそアレだけど、当時決死の覚悟でポイズンアドレナ(約3万円)を冷や汗かきながらレジに持っていってたころの自分には、3万円が安価って…バス釣りこわい…ってなってたことを思い出します😂

のちに、Kazさん萩原さんあろさんをはじめとしたレジッターな方たちとも一緒に釣りをさせていただく機会があって、実物を始めて触ったのは片倉ダムでたかはしさんが「投げてみる?」と貸してくれたときだったよような。
たしかWSC63M…だったかなあ?!

二人でOSP阿修羅でジャークベイトしてて、自分がブラックレーベル+681LMLXBにT3AIRなベイトフィネスタックルでキャッチするも、「ちと柔らかすぎそうだねー、これ試してみる?」みたいな話の流れで、たかはしさんとタックル貸しっこしたんだった気がする。

エキストラファストなベイトフィネスロッドと比べたら、圧倒的に操作しやすくて、短くて使いやすくて、あーこれはいいなぁと素人なりに感じた記憶。
その後たかはしさんが「63Mはなんでもできちゃういいロッドだから1本持っておくといいのよ」とニヤッとしていた記憶🤣

たぶんこのときが始めてワイルドサイドを触ったとき!

はじめて買ったワイルドサイドはWSC65M+

まだタックル数セットしか持ってなかったころだったですかね。
最初のベイトロッド、ブレイゾン672MHでスピナーベイトを巻きまくり、何度もかけるのにバレまくる地獄で呻いてたら、たしかニャソさんから勧めてもらったんだったような気がする。
限定受注生産品だったけど、在庫が残っているところにはまだあるよってことでドーン!と買ったような。

はじめてのマイLEGIT DESIGNを手にして、そこからはスピナーベイトでバレなくなったっていう実体験に衝撃を受けて、レジットすげぇ…北さんすげぇ…これがV2リミテッド…!となったのは鮮明に覚えています。

そしてマニアックストーナメントで幻の準優勝フィッシュをはじめとして、渋いコンディションの中ビーブルで連発しまくったのも鮮明に…ウッ、思い出したら俺のクロッシングが…

キッカーがライブウェルの蓋をぶちやぶってロケットしたという伝説😇

2本目に買ったのは初めてのグラスロッド、WSC-G66ML

似た流れで今度はBLITZ EX-DRで連発するも、バラしまくってしまう→グラスロッドが必要だ!ということでWSC-G66MLを購入。
このときはガチレジッターの萩原さんに猛プッシュというか…「グラス買わないからぁ〜…」と煽られて買った気がするw

はじめてのグラスロッド、これは上野沼に初めて行った時にワイルドハンチSRで入魂し、バラさずにキャッチできたことをよく覚えています。

そういえばワイルドサイドじゃないレジットデザインが最初だった

ワイルドサイドではありませんけど、最初のレジットデザインのロッドはルアマガプライムのキャンペーンで当選してしまったBITE IDEALISM C6115Hというパックロッドでした。
憧れのレジットデザインをまさかプレゼントでもらえるなんて…と興奮しました。

18バンタムMGLとジョイクロを買って、ビッグベイトデビューや!って大喜びして亀山湖にいき、ビッグベイトってこんなに重たいんや…とヒヨってました。なつかしい。

釣りフェスティバル2019ではじめてレジットの皆様にお会いする

鬼形さんがうしろにw

レジットデザインのロッドを3本(ワイルドサイドは2本)所有して気に入っていた自分は、初めていった釣りフェスティバルでレジットデザインさんのブースへも足を運びました。
動画やネットでしかお見かけしたことのなかった鬼形専務や久保さん、千田選手やレジットのみなさまにはじめましてのご挨拶をさせていただき、久保さんから「釣りバトさん!知ってますよ!」とお声がけいただいたりして、レジットさんってカスタマーサクセスを大切にされてるんだなぁと感動しました。

展示品の中には5周年ロッド「TZ」が並んでおり…
真っ黒なその2本のロッドに近づこうとすると、たしか鬼形さんから「TZは触らないほうがいいよ!欲しくなっちゃうから…w」と言われたんだったような🤣

鬼形さんの予言通り?!どうしても欲しくなってしまい、WSS-ST65L/TZとWSC610MH/TZ両方とも購入するのでした。
この頃にはもう3万4万といった出費に抵抗が薄れてきており、クレカ請求に震える日々に突入していましたね…😇

これで所持するワイルドサイドは計4本。
にわかレジッターがTZ2本とも持つなんておこがましい!ノーマルとの差分もわからないくせに!とも思ったんですが、いいんです。
だってしょうがねえじゃねーか、かっこよすぎて一目惚れしちゃったんだもん!😜

オーナーズミーティングに応募したら…当選!

そんなこんなで自分の中でレジットデザインへの愛着心や想いは高まっており、レジットデザインLoverなKazさんのStand.fmを聴いたり、レジット談義をしている中で、ああ、自分が好きなのはワイルドサイドというロッド(だけ)じゃなくて、レジットデザイン社なんだな、と認識を新たにしていきました。

自分もまったく領域は違えども一応スタートアップ経営者なので、鬼形さんの経営者としての想いなどに共感していたことも多分に影響しているし、勝手にエモいシンパシーを感じていた部分でもあります。

例年大人気と聞いていたオーナーズミーティングにも参加できたらいいなぁと思っていました。
当選は30艇限定か…とダメ元で応募したら、なんと当選!!
当選メールが届いたときの第一声は「マジか!!」でした。

ただ、比べるようなものではないのですが、先輩レジッターなみなさんは本当にレジット愛に満ちあふれていて、タックルはほとんどワイルドサイド!ボート用品もレジットカラーで統一!

あろさんのボートセッティングは何度みても「う、ホォーーーーーッ!」と唸ってしまうほどカッコイイ。

そんなガチレジッターなみなさんもたくさん応募されていて、残念ながら落選してしまったという方もお見かけする中、自分がそんな貴重な体験をさせてもらってもよいものかと、かなり悩みました。
意味わかんないですね、当選を期待して応募しておいて、いざ当選させてもらったら悩むなんて。メンヘラかよって。

一晩悩んで(もちろん深酒しながら😇)、ありがたく参加させていただく事を決めたと同時に、参加する以上は全力で臨むこと、楽しむことを決意しました。
ガチなトーナメントや大会って主旨ではないと思いますが、やるからには結果を出そうと静かに燃えて、初めて自分ごときが「勝ちに行く」「勝ちたい」と感じた瞬間でした。

また、せめてもの気配りのつもりで、直前まで当選したことは公言しないことにしました。
どうせ出るのなら同じなのですが、少しでも配慮したかったという想いから取った考えでした。

本気で結果を出したかったから本気でプラもしました

当選させてくれたことへの自分ができる恩義として、今回だけは本当に勝ちたい、絶対にベストを尽くしたいと、最弱トーナメントジャンキー魂に火が点いていたので、前日プラも決行。
30艇制限で予約が取りにくい亀山湖でしたが、運良く松下さんに空きがあったので滑り込みセーフ。

天気は芳しくなく、前日の日中は曇りながらも、夜から当日にかけて大雨の予報。
本当に開催できるのか?というほどギリギリのコンディション。
ゆえにプラと当日は大きくコンディションが変わることは確定的で、当日のアジャスト力が勝負を決めるのだろうと予想していました。

とはいえ、可能性は低いですが、予報が崩れてそこまでコンディション変わらなかった場合に備える意味で、プラでは自分史上最高に綿密なプランを立てました。
タックル積みすぎ病の治療として、最大8本以下にするという試練を課し、さらに手持ちのワイルドサイド3本を入れてせっかくの祭典に華を添えたいという思惑も込めました。

いつもお世話になっている「バス釣りポイント【亀山ダム】」さんを見ながらあれこれ考えました
https://kameyama-b.blogspot.com/

トーナメントに向けてはじめてちゃんとプランを建てましたが、今までこういう事をやってこなかったことを大きく反省することになりました。
今回はコンディションが変わる可能性が激高とはいえ、プラってのは無策で闇雲に実績スポット/ルアーを試すものではなく、試合当日を意識した予行練習であり、内容が芳しくなければバックアッププランに切り替えたりする、運任せを実力に切り替えていくためのプロセスなんだなと。
そんな事も知らずにトーナメントジャンキーだなんて、さすが自称最弱だぜ。🤪

Kazさんとも戦略の意見交換などさせていただいて、そのプロセス自体がすでにおもしろかったです。
自分の考えなんて所詮は歴1年がほざく笑っちゃうような内容だったかと思うのですが、Kazさんは親身に聴いてくれて、なるほど!!の連続。
試合前から始まるトーナメントのおもしろさを、自分は半分もわかってなかったんだなぁって、新たな世界の入り口に立ったような感覚がありました。
気づいたことは一人じゃないってことですよ。3月じゃないんですけど。

水温は25℃前後。
明日はそこまで冷たい雨じゃなさそうだけど、多少水温は落ちるはずだから、レンジは下がるんじゃないかしら。
もしくは増水したシャローにウキウキで入ってくるバスちゃんもいたり。

今日のプラではレンジをチェックするのは程々に、カバーに魚は入っているか、サイズはどうか、などを多めに見て回ることにしました。

トルキーストレートの正しい使い方を知ったらすぐ釣れたっていう

移動順序も当日を意識して予行練習的に。
本湖アウトサイドをまわりながら、川晴ワンドの浮きゴミ下でトルキーストレート4.8魚肉ミミズ1.8gネコリグのシェイクで最初のヒット。

レーシングデザインめっちゃいいすね…

トルキーストレートはワームチューブでの使用が前提で作られていることを知り、この数日前に行った戸面原ダム釣行ではじめて導入したチューブで使うとアクションが激変!
NSSフックやCNフックでスナッグレスセッティングにしているのとは全然違う!
なんや、トルキーストレート釣れるやん…!

ちなみに本件についてはDSTYLEのすずさんから神動画をご紹介いただいたり、ナカムラングレーさんからアドバイスもらうことで、正しい利用方法を知るという展開でございました🤣
すずさん、ナカムラングレーさんありがとうございました!

その後も似たような浮きゴミでトルキーシェイクするとあらよっと!

最近お気に入りのフェロモンチェリー+ドライブビーバー

シェイクしてもトルキーが入っていかないちょっと厚みのある浮きゴミには、ドライブビーバー3インチの1/4ozチェリーを落とすとコッ!とかググーッ!とかいうバイトが数発。

浮きゴミ程度のヘビー過ぎないシャローカバーなら、MHパワーで十分!
WSC610MH/TZの感度とパワーでばっこばっこ出来そうです。

初めて野良ネズミフィッシュ釣ってからハマってしまったり

同じく戸面原ダムで初めて釣れた野良ネズミをWSS-ST65L/TZでオーバーハングの奥にスキップしてるとチェイス!も食わず!
でもめっちゃ食いたさそうにしてたから、同じ場所に間髪入れずスキッピングを試みるとうまく入ってくれて、ピ、ピ、ピ…とフリフリさせるとオーバーハングの中で「ピシャッ」と水面を割る音が!

亀山での初野良ネズミフィッシュでわっしょいわっしょい!
その後も野良ネズミで2発追加。

プラ総括。いまの実力でやれる準備はやった、はず。

ワイルドサイド5周年モデルの2本ともプラでキャッチできて、準備万端といいたいところ!
サイズが伸びてなかったり、明日は大雨だったり、とどこが万端やねん感はありますが😂

この日の時点ではアベレージなら浮きゴミカバーにいる手応えを得られたので、明日も浮きゴミは早い段階でチェックはしておくことに。
雨の強さや気圧気温の変化など、魚がカバーに入るであろうタイミングまで読めたら上級者なのかなぁと思いつつも、今の自分ではそこまで読むのは難しいので、誰かが撃つ前にさっさとチェックして、折を見て入り直すくらいしか計画できません。

表層フィーディングが活発な昨今のハイシーズン亀山湖なので、サイズがどうであれフィーディング対策のタックルも用意するけど、大雨じゃさすがにトップまでは出てこないのでは?と予想。
表層下を引けるI字プラグやビーブル3/8oz、濁りが予想より速く降りてきた時に備えてチャターベイトがあればいいかなと考えて、本戦のメインタックルは4つ+保険のパワーフィネス。

タックルリグ(ワーム)用途
WSC610MH/TZ
20タトゥーラSV TW103SHL
フロロ16lb
チェリーリグ1/4oz(ドライブビーバー3)
バックスライドノーシンカー(ドライブショット4.5)
・ちょっと厚みのある浮きゴミ
・バックスライドが効きそうなエグレ
WSS-ST65L/TZ
19ヴァンキッシュC2500SXG
PE0.8号直結
野良ネズミ・雨を凌げるオーバーハング
WSC65M+
SLX MGL71XG
フロロ14lb
ビーブル3/8oz
フラチャット3/8oz,1.2oz(フラバグ)
1/2ozヘビキャロ(ドライブビーバー3)
・表層直下フィーディングを見つけたら
・濁りが速く降りてきたら
・シャローフラットのボトムに魚がいそうなら
STEEZ RD6101ML+FB
STEEZ AIR TW 500XXHL
フロロ8lb
ネコリグ(トルキーストレート4.8)/スナッグレスネコリグ(マックスセントDワーム)1.8〜2.7g
バックスライドノーシンカー(ドライブスティック3/3.5)
・薄めの浮きゴミ
・バックスライドが効きそうなエグレ
ブームスラングHGCS-68MHR
16ストラディックCI4+C3000XGM
PE1.5号直結
カバーネコ(HP3Dワッキー3.7〜5)2.7g前後
パワーフィネスジグSS各種ウェイト
・MHチェリーでは無理だけど気になるところ
一応抑えにノーシンカーフォール用UL、ダウンショット用ULST、ボイル撃ち用PE1.2号MLスピニングも用意

フラチャットは初めて買ったんですが、前日に上州屋東陽町店にいって「板山さぁーん、チャター買うならどれがええですか!Fecoで!」と雑な質問したところオススメいただいたので選んだ感じです。
あとで気づいたのですが、タックルボックスの中にジャックハンマーTGとDブレードが入っていたりしましたけどね🤣

いよいよ本戦の朝。土砂降りってレベルじゃあねえぞ…

去年は興奮のあまり寝付けなくては朝方寝落ちして遅刻ギリギリになったりしていましたが、コロナ自粛でやたら早寝早起きな体質になっていたおかげか、よく寝てしっかり起きてかなり早めに現地入り。
まだ真っ暗な時間に会場のトキタボートに到着するも、すでにかなりの雨…

予報ではこのあとさらに強くなることがほぼ確定的だったので、これ本当に開催できるのか…?警報でて出船できなくなるのでは…?とソワソワしながら様子をみます。

レジットデザインの久保さん、車が急きょダメになってしまってレンタカーで参戦のKazさんたちと、セッティングはするべきかどうか話し合っていると、どうやら警報は出ないので開催できそうという流れに。
大雨の中セッティングを行いましたが…!

このあと降雨量ではこの数倍になるという予報、マジか…

開戦を待っていると鬼形さんが桟橋にいらしたので少しお話しさせていただいて、「防水を謳っている中華リチウムはこの雨でも本当に大丈夫かね?真価が問われるねー」「ちょっと前に半分水没しても平気だったし、大丈夫だと思ってます!」みたいな会話を。

これがフラグになってしまったとは、この時思いも寄らなかったのです。
時を戻せるのなら、このときの自分をぶん殴ってやりたい。

いよいよ開戦!とにかくビルジを排水せよ!

朝のミーティング、注意事項の説明などを経て、いよいよスタート!

とにかくビルジに気をつけろ!と何度も何度も周知しておられました。
そりゃそうですよね、本気でヤバい雨量でしたから…

車の中にはスペアのビルジポンプも積んであったのですが、ライブウェルに繋いでるポンプがあるし、いいか…と置いてきてしまいました。
この雨量なら1つ船底において回しっぱなしにしててもいいくらいだったのに。
本当にアホだと思います…

ともかく試合開始です!

予想通り状況は激変しているのでシャローカバーのチェックから

こういうときは経験を元にしたアジャスト力が物を言うのだと思います。
自分にはそんなスキルはないので、予定通りのルートでシャローカバー、主に浮きゴミをチェックすることから始めていきます。

ホテル下あたりから岩盤にバックスライド、オーバーハングがあれば野良ネズミ、水深のあるブッシュにはネコリグ、と頻繁にロッドを持ち替えながら進んでいき、まずはホテル下ワンド奥の浮きゴミへ。

かなり奥の方のネコでは貫通できない浮きゴミ+倒木+岸際という三拍子揃った位置へチェリービーバーを落とした瞬間、グゥッと抑え込むバイト!
即座にラインスラックを取って仰け反りフルフッキング、乗った!
浮きゴミを割って空中に見えたのはなんといきなり40upのグッドサイズ!

よし、いいぞ。まだ開始30分そこらでこれはイケる!
などと、まだ獲ってもいないくせに油断したのを覚えています。

寄せてくる途中でポロッと痛恨のフックオフ…

まだ始まったばかり、これくらいでヘコタレてたまるかよ!と奮い立たせて続行。
ここのカバーは魚がボチャンしたりでそれなりに荒らしてしまったので、もうダメだろうな、と少しだけチェックして移動開始。

次に目指すは川晴ワンド、途中でカツゥーンさんにはじめましてしまして、どうですか〜的なおしゃべりを。
40upバラしちゃいました…とショックが残る自分に、まだまだ始まったばかりですよ!と励ましてくださってありがたかったです。

カツゥーンさんは親子で参加されており、なんと別船とのこと!
あっちに息子いるからいってきます!とお別れしたカツゥーンさんのライブウェルは、回っていた…!

バイトは取れるのだが、様子がおかしい

川晴ワンド奥の浮きゴミはそこまで厚くないので、トルキーのネコを浮きゴミ上でシェイク&ダンス。
どうもこのゴミ上でのシェイクや引きずったりするのがカバー下の魚に見つけてもらえるような感じがしていたので、いきなり突き破らずにカバー越しに誘いをかけて、ここなら食いたいだろうという場所でカバーを貫通させると、狙い通りのバイト!

しかしまたすぐにバレる…なぜ?!

このあたりから記憶が定かではないのですが、このカバーからさらにバイト出るも乗らずにすっぽ抜けてくるとか、負の連鎖が始まってしまったのでした。

そのまま松下方面へ釣り進み、鳥居周り、段々畑、奥のカバーとやっていくと、ネコでもチェリーでもバックスライドでも、バイトはあるのに乗らない、バレる、木に巻かれるのオンパレード!
野良ネズミにもオーバーハング奥でパシャっと水面割った音がするも乗らない。
のーらーねーずみ…みたいに…

一体全体何が起きてるってんだ?!と混乱し、時刻はすでに10:00を回っていました。
雨は強くなる一方で、途中2回のビルジ排水タイムを挟んで、一旦冷静になろうとするも…

本湖を見切って上流方面へ。雨はピークに到達。

なんだかわからんが食うけど獲れない、やはり雨の影響で魚の吸い込みやフッキングがうまくいかないのか?と考えながら、一気にじいさんワンドに移動。
ワンド内ならちょっと状況違うのではないか、とすがる思いでした。

しかしワンド内は全く反応が得られず、そうこうしているうちに雨がさらに強まってこの日のピークに。
もうバケツひっくり返したってレベルじゃなかったですね。

困り果てながらじいさんワンドを出るついでに、まどか岬のわずかな浮きゴミにトルキーシェイクすると、やっとバイト、今度はなんとかキャッチできたけど…
これ、ショートバイトになっているということか?

30cm前後、おそらく350g前後のザッツ亀山アベレージ。
カバーで釣れる魚ってちょっと大きいイメージがあったのですが、プラといい今日といい、ちょっと拍子抜けではありました。

しかししかし、やっとライブウェルに魚が入ってくれました!

そして事件は起きた。

なんとか1匹目をキャッチできて少しだけホッとできたので、白鳥島方面へ進んで引き続き浮きゴミ中心に撃って撃って撃って…
ビルジ2回もかけたのに、すぐに船に水たまって不安定になるので、マジでやばいな…と感じた時、ハイデッキの下でビチャ!と大量の水が動く音が?!

え、おかしくない…?とデッキの下を覗いてみると、めっちゃ水たまってる!
え、なんで、なんで?とプチ混乱しつつ、緊急事態だったのでそのままつばきもとさんの桟橋に係留させてもらい、何事かとよく船を見てみると。

このタイプの12ftローボートは、前後の浮力体の真ん中に水を前後に移動させるための穴が空いています。
エレキなどの配線をここに通してる方も多いのではないでしょうか。

この写真は別の時のものなのですが、最近の自分はこの前の浮力体の後ろ側にピッタリとバッカンを置くようにしていました。
大雨でバッカンの中にも水が溜まって重くなってて、うわー…と思いながらもバッカンを動かしたら、途端に浮力体前方(つまりハイデッキの下)から水がザバーっと!
なんと、バッカンがこの穴を塞いでしまっていたのでした…

うわ、やべえ、と水が流れていく船の後方を見ると、縦置きしていたライブウェルのあたりに水が溜まり。
ライブウェルを縦置きするために、後方は浮力体に置いて、前方には高さを合わせるために発泡ブロックを置いていました。

まさか…とライブウェルをズラしたら、重みが抜けた発泡ブロックが水に浮き、ここでも蓋をしてしまっていた浮力体下の穴を水がザバーっと…
バッテリーが積んである船の最後端にみるみる水が流れ込み、浮力体より上まで水が!!

自分はここで桟橋に降りていたので最悪の事態は回避できましたが、予想以上のビルジというかもはやただの水で、船上はもはやプールに。

浮力体にピッタリくっついてる発泡ブロックをどかしたら、この水が後ろへ…
リチウム完全水没。後ろの24V中華も、前の12Vエヴォテックも。
よく見えませんが、黒い部分はリチウムバッテリーです。
ガンネルを超えて水が入ってくる直前、つまり沈没寸前でした。

よくこの状況で写真なんて撮ってられたね?と思いますが、このとき桟橋に係留していて、人間は桟橋の上にいたので大丈夫ではありました。
もしこれが桟橋に渓流していなかったら人間の重さを船上から逃がすことができず、沖のど真ん中でライブウェルやバッカンをどかして水が後ろへ流れ込んでいたら、最悪の事態になっていたかもしれません。
大雨の日に浮力体の穴を塞いでしまうとこんなにも危険という実体験、記録に残しておかねばと写真を撮ったように思います。

このときライブウェルを回すエヴォテック12V、魚探とライブスコープを動かす中華12V、エレキを動かす中華24Vの合計3台のリチウムバッテリーが完全に水没したのですが、ライブウェルは回ったままだし、前方を向くと魚探も動いたままでした。

防水性能すごいじゃん!完全水没でも平気なのか!と違う意味で興奮し、取り急ぎ船内の水をビルジポンプで排水しました。
排水を終えて、ふう、危ないところだったぜ、さて試合続行だ!とエレキを踏むと。

あれ。。。エレキ動かない。。。。

ビルジポンプ用12Vエヴォテックと魚探用12V中華は生きていたのですが、エレキ用24V中華が水没でご臨終していたのだと、ようやく理解。
う、嘘だろ…と混乱の極限に達し、とりあえず係留はしてあるし、このままリタイヤするか、誰かにトキタまで曳船してもらえないか、など考えはじめ…

内蔵電圧計は意味不明な電圧をくるくる表示している…
内部でショートしていたんだと思われます

幸いまだ生きている魚探用12Vは200Ahの大容量なので、ここに緊急的にエレキも繋げばなんとか移動はできるだろうと考えつきました。

アンダーソン化してあったのでそんなに苦労もなく接続。

なんとかエレキは動いたものの、24V仕様のX5-80Vを12Vで動かすので、当然パワーは出ません。
全開にしても4km/hも出ないくらい。

しかしここで豪雨に加えてこの日一番の強風まで吹き出して、つばきもとを出て亀山大橋川へ行こうとしても、パワーの出ないエレキでは風に負けて岬を超えられない。
ここで初めて恐怖を感じ、これ本当にヤバいかも…と思いました。

幸い、風が弱まったタイミングで岬を超えられて、なんとかのむらボートを通過し、藤林、トキタボート、とノロノロで帰着。
時刻は12:00過ぎ、帰着まで後少しあったので、トキタ周辺でだけギリギリまで釣りを継続することに。

亀山ダムは放水していたので、本湖はいいはずと考えた

エレキはノロノロなので、いつでもトキタ桟橋に戻れる範囲でだけ釣りを継続。
大雨の最中に亀山ダムの放水を報せるサイレンが聞こえていたので、ここは水が強く動くはず、チャンスはある!と考え、トキタ岬〜ダムサイトの護岸エリアへ。

ここにはあろさんや他の選手もいらっしゃって、見ている前で連発している!
よく見ると護岸沿いにはオイカワ?ワカサギ?が大量に溜まっていて、時折フィーディングすらしている!

こ、これだ…!
この大会は2本リミットなので、あと1本獲れればリミットメイクだし、うまくいけば入れ替えも狙える!と最後の気合を入れて釣り。

倒木がめりこんでる護岸の根本をネコで探るとすぐにヒット!も、倒木に巻かれ…
合ってるのに!釣れない!!と泣きたくなってきて。

ならばとフィーディング狙いに切り替えてビーブルを浅いレンジで早巻き、無反応。
むしろ雨が弱まりだしたからか、ボイルすらしている。

だったらトップだろう!と選んだルアーは、ワッパープロッパー75のブラック。
青木大介プロと伊藤巧プロの艇王アメリカで、青木さんがボコボコに釣ってたことで知って、一番小さいサイズを買っておいたやつ。

ワッパープロッパーを護岸スレスレに着水させて引いてくると、浮きゴミの横を通ったときに出た!!
き、来た、最後のチャンスだ!!と思った刹那、乗らず…

出たところで焦ってフッキングしてしまったのが敗因だと思います。
ああいうトッププラグへのバイトは、そのまま巻き続けて合わせるか、水中まで持っていかれたことを確認してからフッキングか、がセオリーなのだと思いますが、精神状態もいろいろ限界だったのでしょう…

なお、この位置だと検量所も見えるので、ほとんどの選手が検量しているのを横目に、口唇を噛み締めながら、残り3分までトキタ護岸で粘りました。
多くの選手がしっかり魚を持ち込んでいるのが見えていて、検量を終えた魚を自分のボートからほど近い場所でリリースしていく…

「あの船、リリースフィッシュ狙ってるのか?」と思われたかもしれません。
エレキがノロノロなのでここにしか居られなかっただけなのです…😭

試合終了、すべてがズタボロに燃え尽きた、いや濡れ朽ちた

おそらく帰着と検量は自分が最後くらいだったんじゃないかと思います。
アベレージ1匹を持ち込み、ありがとうございました、お疲れさまでした、と退散。

千田さんが写真とってくれてました。ひどいツラしてますねw

集計中、船に戻ってリチウムをチェックしてみると、内蔵電圧計の液晶にも浸水して停止。
あーあ…と桟橋にあげて、ボックスの蓋を開けてみると、中からザバー…と雨水が。
こんなので防水だと信じていた自分を呪いました。

皮肉なことに雨は上がっており、蒸し暑くなってきて。
ひどい釣りをしてしまった上に、10万円のリチウムがパーか…と膝から崩れ落ちる感覚。

片付ける気力もなく、表彰式が始まるまでうだうだしておりました。

表彰式はとても楽しかった!

急な雨で魚のテンションが下がり、全体的にショートバイトだったようです、と鬼形さん。
しかしそれでもしっかり魚を持ち込んでいる選手も多く、ウェイトはそこまでではないものの、2本リミットということもあり僅差の接戦。
ショートバイトに対策するアジャスト力、タックルバランスやフッキングアプローチなど、総合的に強かった選手が上位に入ったのだと感じました。

終わった…いろいろと…とげんなりしておったのですが、抽選会やレアグッズのチャリティオークションなど、レジットデザインさんの趣向を凝らした表彰式はとてもおもしろくて、終わる頃には自分も笑っていられるくらいまで回復。

解散後、レジットデザイングッズの販売もあったので買いたかったのですが、財布もズブ濡れてて紙幣がふにゃふにゃ😂
加えてまだボート片付けてないのは自分含めて数名だったので、先に片付けを終えて、車に積んだところで物販コーナーへ。

ちんたらしていたあたくし、すでに帰宅をはじめる選手もいるくらいに時間かかってしまった結果「もう物販閉めちゃった!」と苦笑いの久保さんw
ごふっ…

しかしそこは久保さん優しくて、(車に積み込んだばかりの)物販グッズ見せて!と松山さんに繋いでくださり、恐れ多くも松山さんに車からグッズ下ろしていただくという…すいませんすいません…😂

せっかく出してもらったからには!じゃありませんがw、Tシャツやロッドベルト、デッキに貼るデカールやメジャーを買わせていただきました。
デカールをデッキに貼りたいんですが、ずっと雨の釣りばかりで、デッキが乾かなくて貼れないのがつらい😂

最後に鬼形さんと釣りトークさせていただいて、みなさまに感謝の思いをお伝えして帰路につきました。
自業自得のつらいことがたくさんあったけど、とても楽しく、参加できてよかったと心から思えるすばらしいファンミーティングでした。
また参加出来るチャンスがあったら、万全の体制で臨み、今度こそ結果を残す!と誓いました。

反省すべきこと。

リチウム故障は自分の認識の甘さや、事前に蓋開けて防水性能を確認していなかったことなど、自業自得の極みでありますからして、高い勉強料になったけど、これはこれでいつか通る道だっと思います。
人柱として、発信する情報が増えたんだからよしとしましょう。

中華リチウム関連については、今回の水没故障、帰宅してからの分解、故障箇所特定や、故障時のアフターケアや1年保証についてなど、いろいろお伝えしていく情報が増えてきました。
近々別記事でまとめようと思います。

また、これを踏まえて新しい中華リチウムをすでに発注しています。
これを選ぶにあたっての選別方法もアップデートできたので、そちらも併せて。

ええい、リチウムのことはいいのだ!
問題は、魚を見つけられていて、いろんなルアーで10以上もバイトを出して、アベレージ1本しかキャッチできていない自分のダメすぎる釣りだ!!

悔しくて悔しくて、帰り道も帰った後もずっと歯を食いしばってて、顎の筋肉が痛くなり。
この3日後にコロナによる制限が緩和される亀山湖では、NBCチャプター房総第2戦が開催されるのですが、こんな未熟で、こんな状態でチャプターに参戦などできるか!と己の未熟さを呪い怨み、布団を噛んで寝ました。

チャプターについてはまた次回書くとして、ここで味わった悔しさは今後トーナメントに参加するために絶対に糧にしなければならないと思い、忘れないためにも記録として残します。
どうしようもなく情けない、ダサすぎる惨敗でした。

豆腐屋のオヤジもアバン先生も深いぜ…深すぎる…

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使用タックル

チェリーリグ、重めのバックスライドなど

#1のフェロモンチェリーに1/4ozシンカーでドライブビーバー3インチをセット。
ヘビー過ぎないカバーならこのタックルで十分戦えます。

ドライブショットなど少し重さのあるノーシンカーバックスライドもこれで。
ちょっとライン太い感じはありますが、使えてはいますね。

WSC610MH/TZは軽くて若干ブランクスが細い感じで、本当にこれMHか?と最初は心配していましたが、魚をかけてみればそれは全くの杞憂だったことがわかりました。
感度も高いのでわかりづらいバイトの違和感にも気付けるし、最近は使用頻度1,2を争うくらい多用している、頼れるタックルになっています。

野良ネズミ用

ネズミやるにはちょっとレングスが長すぎるのと、ソリッドティップゆえにスキッピングなどキャストが難しいかも、とは諸先輩方からのアドバイス。
たしかに、スキッピングを決めるにはラインを離す瞬間の許容範囲が狭く、また硬めのソリッドティップにうまく載せて飛ばすのもシビアな印象ではあります。

しかしせっかく購入したTZなので、強化ギプスの要領でこのロッドでネズミも練習しつつ、シャッドやボイル撃ちにもいいなと思います。
軽くてパワーもあり、ソリッドティップも硬めで自分は好みな感じ。

ライトキャロにも良いそうですが、まだ未経験…!
今後必要に応じてライトキャロもやってみようと思います。

3/8ozスピナーベイト、1/2ozヘビキャロ用

3/8ozスピナーベイトのために作られた北大祐プロのロッド!
なのですが、65という長さにMとMHの中間クラスのパワーが何かと使い勝手がよく、最近はスピナーベイト以外にもいろいろと使っています。

シャローカバー用

国内最高額クラスのロッドに手を出してしまいました…
リールと併せて定価総額16,7万円くらい…😱
展示品新品を税込み59,800円で購入できるチャンスがあったので、思い切って購入しました。

STEEZ AIRとの相性はすこぶるよく、610という長さはちょっと長いんですが、ML+パワーも相まってかなりいい感じ。
10〜12lbが使えれば言うことなしなのですが、STEEZ AIRは最大8lbまでが指定されているので、8lbでライトなシャローカバーなどでネコリグや軽めのバックスライド、ノーシンカーなどに使っています。

ドライブショットも背負えなくはないんですが、ラインが負けちゃうので積極的には使いません。
ドライブスティック3などはバッチリです!