湖上めちゃくちゃな亀山ダムでシーカートーナメント2019第1戦に初参戦!
最弱トーナメントジャンキーを名乗っておりますわたくし、出られる試合に片っ端からエントリーしております!
いろんなトーナメントに参加させていただくことを通じて、挫折と興奮と勉強、いい経験をたくさん積ませていただいております。
今回は、以前キズっちょさんに教えていただいたシーカートーナメントに初参加してきました!
シーカートーナメントとは!
千葉県君津市にある釣具店「Seeker☆S1」の椎谷さんが主催する歴史あるトーナメント。
亀山ダムでの毎年秋冬4戦開催されるシーズン戦です。
トーナメント情報 Seeker☆S1
http://seeker.ne.jp/tournament.html
10月、11月、12月、1月と釣るだけでも難しいであろう時期に、キーパー25cmでリミット5本!のライブウェル戦。
かなりトーナメント志向が強そうで、自分がこれまで参加させていただいたトーナメントよりも圧倒的にガチな空気を感じます。
シーカーさんのサイトで過去のリザルトが閲覧できますが、厳冬期でもしっかりウェイインされている…!
自分は万に一つも上位に入れる可能性がないと割り切ることが出来るので、逆に気負わずに全力を尽くして、同じ湖上で釣ってくる方たちのインタビューなどで学ぶには絶好の試練!
冬だからこそ運よりも圧倒的に実力の要素が出るのではないかと予想しました。
今回のシーズン第1戦は、りゅーさんやあろさんも参加されているので、心境的には安心感がありました。
絶対に遅刻は許されない!!
直前の大雨でまたも亀山ダムはダメージを受けており…
シーカー戦も直前まで開催されるのか微妙なところでしたが、開催されることが通達されました。
ガチな試合の初戦に寝坊するなどありえないので、寝るタイミングも超注意した…ものの寝付けなかったので、諦めて深夜に移動開始!
まずは24時間営業の上州屋東陽町店へ…
仕事中の板山プロにアドバイスを求めるという姑息な手段を使って、イメージを固めました。
しかしまだまだ時間があったので、深夜家系ラーメンで大量の生姜を摂取して体調もチューニング。
あとはアクアトンネル以外をすべて下道で移動すればいい感じの時間につくかな…と移動開始。
それでも到着したのは4:30とまだ真っ暗な早めの時間。
先にセッティングがんばろうと思いきや、下の駐車場は既にいっぱい?!
既にセッティング中の方も多数…!
自分もセッティングを済ませたものの、暗いし寒いし(寝てないし)でガクガク…
6:00前にもなると既に明るくなっており、あらわになってくる亀山湖の湖上は…
なかなかに荒れておる…!
濁り方もはんぱない!
これは厳しそうだ…
クランク巻くかカバー撃つかの2択だな、と考えていました。
いざ開戦!しかし…
時間となり開戦です!
いつもよりさらに緊張感の高いスタート。
こころなしか、普段参加している大会よりも笑い声は少なめで、参加選手が本気モードなのが伝わってくるような気がしました。
湖上に出てみると水はなかなかすごい…
これは松下さんからトキタさん方向へ向かってる本湖ですが、そこら中に浮きゴミや流木が。
しばらく高かった水温はさすがに下がり、20℃を切っています。
トキタ護岸あたりは壊滅的で…
ほぼ通行不能なくらい。
こんな本湖みたことがない…!
しかしこれだけ広範囲にしっかりしたフローティングストラクチャーになっていると、そこらへんでボイルのような音などが聞こえてきて、攻めどころなんて絞れない!
マックスセントDワームで大きな流木だけ撃ってみたりするけど当然無。
これははんぱない…!
先日の陸っぱりで釣れたあたりでバイト!
あまりにも絞りきれないので逆の発想で、先日の陸っぱりで釣れたトキタ護岸上の水没したスーパーシャローをチェック。
柵ごしにDワームカバーネコをキャストして、おそらく水深にして20cmもなさそうな岩の影に落とすと、弱々しいけど間違いなくバスのバイトが!
フッキングしたらその勢いで抜き上げられちゃうほどのサイズ…
ギリギリキーパーの25cm?
こんな状況なのでとりあえずライブウェルにキープ。
どこが正解なのかさまよう
その後はバックウォーターを見ておこうとのむら方面への移動を試みるも、トキタ〜のむら間も流木が遮っていて、進むのに非常に苦労する…
やっとの思いで京兵衛ワンドあたりまで来ると、今度は川俣大橋あたりから先も…
ここまで移動するだけで本当に難儀して、かなりの時間を要しました。
のむら対岸の大崩落が2つに増えたという噂も…
執筆時点ではだんだん見慣れてきたこの新崩落も、最初見たときは愕然としました。
その先、漆淵にも大崩落が。
つぼりとも大崩落。
超絶に濁った水の水位があがったのが引いたことで、オーバーハングの下1m強が乾いた泥で白くなっています。
チャンネルやカレント側は軒並みこんな有様だったので、じいさんワンドに入ってみました。
最奥インレットは多少水がきれいだったので念入りにチェックしましたが、反応はなく…
なれば一気に折木沢上流か猪川上流の2択、先に濁りが取れるはずの猪川にターゲットを決めて移動開始。
つぼりとエリアはゴミよけのロープが張られていたり移動は大変でしたが…
猪川上流にチャンスがあった!
亀山湖で最初に濁りが回復すると思っている猪川。
川口、鳳翔正木を抜けて一気に上流へ。
鳳翔のカーブを抜けた時点で水質はだんだんクリアに。
たぶんこの先はもっとクリアなはず!と進むとやはり正解で、上流はいい感じに少しだけ笹濁りなクリア!
まだ水温は下がりきっておらず、見えバス多数!!
そして上流ではサイトに集中しているりゅーさんが!
食わせたけどバラしたとか…他の選手もこのエリアでキャッチしているとか…
やっぱりバックウォーターで合っていたのか!
残り時間があまりないけど、自分の持てるサイトテクニック(というほどもってませんがw)を駆使して、オーバーリアル、iWaver、ヴィローラ、スワンプミニなどで見えバスたちに挑みますが、惜しいところで食わせられない…!
りゅーさんは先に戻りますとのこと、自分は惜しい展開が続いたのでギリギリまでサイトで粘ることに。
しかしさすがに時間の限界、追加できずに帰路へ…
ここで気付いた、帰り道も大変なことに…
自分が猪川にいた間にボート屋さんが流木よけロープを増設してくださっていたようで、つぼりとだけでなく藤林にもロープが。
通れる場所がせまく、他のボートで渋滞している…
…完全に帰着に間に合いません!
りゅーさんから「帰着まにあいますか!?大丈夫ですか?!」と連絡をもらって、間に合いません…と絶望のレスを送り、うなだれながらやっとの思いで本湖へ。
この時点で既に帰着時間オーバーしてます。
粘りすぎて時間配分ミスという、あまりにも情けない失態で、はじめての失格というリザルトになりました。
間に合ってさえいれば…
実はこの日は歴戦の選手をもってしてもやはり相当に厳しかったようで、自分の25cmギリギリキーパーですらポイントを獲得できたと聞きました。
ノーフィッシュでも5ポイントもらえるところ、失格だと0ポイント。
検量(といっても失格申告)するとき椎谷さんに「もったいなかったね、釣れてるだけでも今日はすごいよ」と言っていただけたのが救いです。
しかし全く歯が立たず、あのギリキーパーにしたって再現性に乏しい偶然フィッシュ。
実質ノーフィッシュと大差ありませんでした。
インタビューでお話しされていた上位の方の釣りは、パワーフィネスなどの丹念なカバー撃ちが多く、やはり今の自分のスキルや判断力では対処できなかったことがより明確に。
椎谷さんのインタビューはかなり細かいところまで聞いてくださるので、参加者はとても勉強になりますね。
賞品の抽選やジャンケンもあり、自分はジャッカルのチビタレルをGET!
持っていなかったので嬉しい!
釣れそうなカラーだし!
というわけで取れたはずの数ポイントを取りこぼし、人生初の失格という結果になったシーカートーナメント初戦でした。
残り3戦も出るつもりですが、より冬になって厳しくなっていくはず…
初シーズンは修行と割り切って全力で参加します!
なお、このすごかった流木などは、ボート店のみなさまの復旧作業によって早い段階で回収されました。
ものすごい量だったので、本当に大変だったことかと思います…
大変お疲れ様でした、いつも我々が快適に釣りができているのは、こういった大変な労力のもとに実現されているのだと改めて痛感しました。
ふるさと納税などが直接こういった環境保全に回るのかはわかりませんが、いちアングラーとしても出来ることをしていこうと思います。