釣りをする目的について考えてみた

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最近はTwitterBlueのおかげで長文でもTwitterに投稿しがちでしたが、たまにはブログに雑記を書いてみます。

ということで今回は哲学的な話を始めますよ…

いま、あなたは釣りが楽しいですか?楽しめていますか?

この文章・サイトを見ていただいているほとんどの方は、バスフィッシングをはじめとしたなんらかの釣りを既に楽しまれている方だと思います。

楽しめているなら、それは本当に素晴らしいことです!

釣りをしていて、どういうことを楽しいと感じますか?
願わくば、ぜひ聞かせてほしいです。
聞いてるだけでもその人のモチベーションが高まる可能性があると思うので。

いま楽しめていない、もしくは過去にモチベーション下がっちゃった時期があった方。
長く釣りをしていると、そういう時期がある人、そのままモチベーションが復活できなかった人、そういう話があることはとても自然なことなのかなと思いました。

釣りって、さまざまな楽しさに対して、厳しさ、辛さのようなものが明確に同居していて、だからこそ楽しさがブーストされるという性質を持っていると思うのです。

たまに「釣り欲」なんて言葉も耳にしますが、釣りに対するモチベーションに波がある人って結構いるのではないかなって想像しています。

本記事は「釣りのモチベーション」について私なりに改めて考えてみたことを通じて、読んでくださっている方のモチベーションになんらかプラスするきっかけになったらいいな、と願って書いています。

 

 

人はなぜ釣りをするのか?

バスでも海でも、釣りをしようと思って、フィールドに初めて行ったときのことを覚えてますか?

その時って、何もかもが新鮮でワクワクしてたはずだと思うんです。

最初は道具もレンタルでいいかな、でもちょっとは自前で買っちゃおうかな、最初に買うならどんな道具がいいんだろう…
どこのフィールドがいいのかな?ルアーはどうしたらいいんだろう?
釣れるかなぁ?ってかちゃんと釣りができるのかな?船の操船って難しくないだろうか…

ドキドキとワクワクで胸をいっぱいにして、きっと少年のような瞳をして、インターネットや雑誌などを夢中で調べていたって人、多いんじゃないでしょうか。

この状態って、ネガティブな要素も含めて何も知らないからこそ、ポジティブなモチベーションだけで突っ走れてたってことなんだと思います。

実際に釣りをしてみて、最初からいい思いが出来てのめり込んでいった人もいるだろうし、最初は全然釣れなくて心が折れた、折れそうになったけどがんばって続けた、って人もいることでしょう。

そもそもの話。

なぜ最初に「釣りをしよう」と思ったんでしょうか?

今の時代、スマホやネットで情報は無限に収集できますし、SNSやYoutubeなどで釣りをしている人の写真や動画が流れてきたり、釣りという遊びを知る機会には溢れています。

それを目にしたとき、なにかこう、刺さるものがあったんでしょうか?
かっこいいな、楽しそうだな、自分もやってみたいな、的な。

釣りに限ったことではありませんが、そのちょっとした小さな感情の揺さぶりを、実際の行動に移すのはちょっと大変です。

情報収集、道具の準備、フィールド探し…

いろんなことを乗り越えて、それでも興味が尽きなかった先に、やっと現実の釣り場にいって釣りという行為を行えたから、いまみなさんは釣り人なんですよね。

そこからは釣れたり釣れなかったりしながら、その過程を楽しんだり苦しんだりして今に至っていることと思います。

私がバス釣りを始めたきっかけ

私は中学生から高校生くらいにかけて、印旛沼の近くに住んでいたこともあってチャリンコバサーでした。

これはひとえに、フィールドが近かったからっていうのが何よりの原因だと思っていて、友達が近所のため池で釣りするからいこうぜ!って誘ってくれたことも近所にフィールドがあったからに他なりません。
機動力に乏しい中学生がチャリンコでいける場所に釣り場があった、ブラックバスが存在していたのは大きな理由です。

実際、その後社会人になって東京に通勤する日常になると、ほぼ釣りをしなくなりました。
車を手にしていたので、休日は行こうと思えば行けたのですが、実際に行ったのは数えるくらいしかなかった気がします。

もっと他に興味のあることが出来たのも関係しています。
当時はバイクのレースにハマっていて、サンデーレーサーとして週末はサーキット通いしていました。
ネトゲ廃人でもあったので睡眠時間削ってラグナロクオンラインやってました…。
釣り道具は家の物置に眠ったまま埃を被っていたはず。

30歳を過ぎた頃、偶然同僚にバサーがいたことで、ほんの数ヶ月ではありましたが週末になるとレンタカーを借りて河口湖や霞ヶ浦に陸っぱりにいったりもしていました。
職場や家が赤坂界隈だったこともあり、弁慶堀に初めて行ってみたのもこの頃。

河口湖にて。2012年、31歳くらいだったかな…

しかし、転職などで近くに釣りをする友達がいなくなると、やっぱり全く行かなくなってしまいました。

自分の場合、場所の問題と、一緒に釣りをする友達の存在の2つの要素が大きなトリガーになっていたようです。

長いブランクを経て、バス釣りにハマっていく

それから約5年後、引っ越しのときに出てきたバスタックルを見て、なんとなくまた霞ヶ浦にいってみようかな、と土浦旧港(当時は釣り禁止ではなかった)に何度かいきました。

レッグワームのダウンショットやソウルシャッドで何匹か釣れた記憶があります。

土浦旧港にて。レッグワームという名前も知らなかった。

釣り禁止になると知ったんだったか、2018年秋ころになんとなく亀山湖の水産センターにいって、フルレンタルの免許不要艇を借りて湖上に出ました。

ハンドコンはすぐに操作できたし、ブラックホークは安定感あるしで楽しかったなぁ。

初めての亀山湖で撮った押切沢の写真。本当にきれいでした。

バス釣りはトーナメントがモチベーションだった

このブログサイト「TSURIBATO.COM」を開設して、初心者アラフォーおじさんの釣り日記を書くようになりました。

自分みたいな40近くなってからバス釣りを始める人ってのも少ないんじゃないかな、と初心者なりの視点で読んでくれた方になんらか役に立つことを発信できたらいいな、と思って書いてました。

それまで趣味らしい趣味がなくて、仕事してるか酒のんでるかパチ屋に行ってるかみたいな生活だったので、人生が彩られたような感覚でモチベーションがとても高かった記憶があります。

ビクビクしながらロッドを買い、初めてのベイトリール購入に緊張し、半年くらいでエレキを買ったり、船舶免許を取って12ftに乗るようになり、下手くそなりに大会に出てみようとしたり、ズブズブと沼に落ちていったのは釣りバト.comを見ていてくださった方には懐かしいかと思いますw

亀山湖に通いだして1年目の終わり、のむらボートの年末大会で奇跡が起こって1本ビッグフィッシュで優勝してしまったりして…

そこからは最弱トーナメントジャンキーを自称して、出れる大会があれば片っ端から出る、みたいな感じに。

このとき、まだサイトはおろかまともなカバー撃ちすら出来ません。
経験浅い初心者が釣り上手な人の真似をしたって勝ち目がない、と考えて、いつも裏をかくようなことや、誰もやらないようなことを初心者なりに繰り出してました。

イメージはハチロクに乗った藤原拓海…ではなくハチゴーに乗ったイツキがどうやったら勝てるか、みたいなw

勝てないのは当たり前、どんな運が巡ってきたって勝てるわけがない、でもいいとこ行きたい、見せ場を作りたい。

そんなことを考えて、いつも上を見上げるような感覚で、でも決して卑屈になるでもなく、スキルアップに励んでいました。

翌年には分不相応と承知しながらも、NBCチャプター房総への参加を始めて、圧倒的な実力の低さを思い知ることになります。

これではダメだ、とサイトやパワーフィネスの練習をするようになり、ライブスコープやLOWRANCE GHOSTで無理やり戦闘力UPを試みたりして、チャプター2シーズン目となる翌年はいろいろラッキーが重なって奇跡の年間7位という、上出来すぎる成績に恵まれました。

この頃には、絶対に勝てないわけではない、100回出たら1回は勝てる可能性があるかもしれない、最初から勝ちを捨てて参戦するのはもったいない、出るのなら常に勝ちを意識しなきゃ、と考えるようになり、でも亀山の神様たちに真っ向勝負でサイト戦に混じりにいくことなく、少しでも勝てる可能性がある計画と行動を意識するようになっていました。

楽しいからやっていたバス釣りが、試合で勝ちたいからやるバス釣りに変わっていったことを、当時の自分は気付いていませんでした。
後になって振り返ってみると、そうだったんだろうな、ということにやっと気が付けた、という感じ。

一方で、目的意識なく惰性でやる釣りはしたくない、出ること自体を目的にして試合に出たくない、というポリシーもずっと固持していました。

しんどくても何も見えていなくても試合にはとにかく出るべき、継続することが大事、そういう声も聞いたことはありますが、自分はそれには同意できない人種でした。

それゆえ、プラで何も見えないとき(自分の実力ではそんなことばっかりでしたが)のストレスはなかなかに苦痛で、このまま出たってなんにもならない、見つけられてない時点で試合は終了している、準備が全てだ…と胃の痛い思いをしていました。

あんまりにもうまくいかないと、なんでこんな苦しい思いをしなきゃならんのだ、こんな高いお金と大量の時間を投資して、引き下がれないところまで持ってきて、俺は一体何をしているんだ…と考えてしまうこともありました。

釣りなんてしてなかったほうが幸せだったんじゃないか?
下手なんだから試合なんて出ないで遊びとしてバス釣りに興じている方が楽しかったんじゃないか?

そんな自問自答をしながら迎えた3シーズン目は、3戦目だったでしょうか、トラブルに巻き込まれて一気にやる気がなくなり、それ以来NBCチャプターからは離れることにしました。

ずっとモヤモヤしていた面倒くさい火の粉がついに自分にも降り掛かった的な。
事情を知っている人はお察しください。

トーナメントから離れたことで、今度はなぜ、なんのために、何を目標にバス釣りをしているのか迷子になってしまいました。

そりゃ、デカい魚を釣りたいとか、好きなルアーで釣りたい、エキサイティングな釣りをしたい、といったおぼろげな願望はあったのですが、それを明確化しようとすればするほどに、それって試合で勝ちたいからだよね?と気付いてしまうという悪ループ。

気が付いたらほとんどバス釣りをしなくなってはや1年以上。
この1年、海釣りばかりになっております。

逆に、本当にたまにバス釣りに行くと、なんとこれがめっちゃ楽しい。

釣れなくても全然楽しい。
海とは違う大自然感あふれる各フィールドは、こんなに美しくて素晴らしい場所だったのか、と実感するのでした。

ただ、やはりまだ特段の理由もなく1人でバス釣りに行こう、とは思わない状態なので、友達と一緒に釣りにいくとか、知り合いが多く参加している大会に参加してみようだとか、きっかけがないとなかなか足が向かいません。

エグジマフェス in 相模湖、久しぶりの大会でした。
きれいな写真ははらのゆきさん撮影

行き過ぎるとまた純粋に楽しめなくなってしまうんじゃないかな、というリスクヘッジのような気持ちもあります。

もはや、うまいヘタではなく、たまにはバス釣り楽しいね?って純粋に感じられるようになるまで1年かかりました。

今はわりとバス釣り行きたいです!

だって楽しいから。

海釣りの話はまた今度

本当は海釣りの話も書こうと思ってたんですが、長くなってしまったので今回はこの辺で締めたいと思います。

バスアングラーが海をやることについて、いろいろ思うこと、体験したこともフィードバックできることがありそうなので、次回の記事がそのうち書かれる!はず!

長い駄文をお読みいただきありがとうございましたー

追伸、YouTubeチャンネルはじめまして、いまのところは海釣り動画を数本アップしています。
今後はバス釣り動画もアップしようと思っていますので、よろしければご視聴&チャンネル登録お願い致します!

https://www.youtube.com/@tsuribato

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Posted by kaneck